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〓心を定める
2022-08-06
ボディビル・フィットネス大会のシーズン中です。
 
勝負事には勝ち負けが伴います。
 
予想以上の好成績を収めた人は、弾むような心で喜びを味わうことができると思います。
 
一方、予想以上に低い結果が出たときには、落ち込んでしまいます。
 
特に、例年決勝に残っている人が、予選落ちした場合には、これからどうすれば良いか途方に暮れることもあるかと思います。
 
そういう私も以前、東京大会で4年ほど優勝できず、もう大会出場を止めようと思ったことがあります。
 
大会終了後、1か月ほど何も手に付かず、その後の将来を考え続けました。
 
そこで、たどり着いたのは、「勝負にこだわり、心は前向き」という考えでした。
 
勝負にはこだわりながら、「勝っても負けても、自分の人生においてプラスにする」ことでした。
 
大会出場は自分で決めたことで、「何のために出場するのか?」という問いかけを突き詰めていくと、
 
結局は「自分が幸せになるためだ」と気づきました。
 
大会に出て、負けて落ち込んで、自信を無くしていたらそれとは真逆になってしまいます。
 
むしろ、「負けた方が学びも大きく、人としての成長も加速する」ことにも気づきました。
 
但し、その前提条件として「勝ちに行く!」という気持ちがあっての大会出場でした。
 
その考えに至ることで心が定まり、安定するのが解りました。
 
その後、私はミスター東京、日本クラス別85㎏優勝、世界大会出場、アジア大会優勝、ワールドゲームス6位などの成績を残すことができました。
 
今思うことは、「筋トレの苦しさを越えた楽しさに出会えた」ことが良かったと思っています。
 
この考えが、何かのお役に立てるとすれば嬉しいです。
 
写真: ミスターアジア優勝時の私(1992年インドネシアのジョグジャカルタにて)
 
<おススメ文献>
『筋力強化の教科書』
(東京大学出版会)
石井直方・柏口新二・髙西文利著
 
TATLAB(タトラボ;高西トレーニングラボ)では、
高西が直接パーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
 
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表 
・福岡ソフトバンクホークス・筋トレ指導者(2010年~)
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
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<マルヤジム理念>
(た)楽しい・正しい筋トレは体づくり
(か)体づくりは人間づくり
(に)人間づくりは幸せづくり
(し)幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり(筋トレ)から