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〓「体脂肪を落とすこと」と「筋肉を付けること」
2021-06-22
これから、ボディビル・フィットネス大会のシーズンに入ってきます。
マルヤジムの会員様の中にも、大会出場を目指して体脂肪を落としている人を見る機会が多くなりました。
そこで気づくことは、スムーズに脂肪を減らしている人となかなか脂肪が落ちない人がいます。
その差は、もちろん体質にもよると思いますが、考え方の違いもあるようです。
「体脂肪を落とすのは難しい」という考えになると、脳が難しいと判断してしまいます。
その結果、何か月も思うように脂肪が落ちず、大会の結果も思うように出すことができなくて、
本来の自分の実力とは違った中途半端な評価を受けます。
ところが、「体脂肪を落とすことは簡単」というように考えると、どんどん脂肪が落ちてきます。
そこにはコツがあります。
「筋肉を落とさずに」という条件を付けないことです。
筋トレにハマって、筋肉量を付けることが頭から離れなくなると、どうしても食べてしまいます。
他の栄養素は減らしても、特に、タンパク質の量を確保しようとして食事をします。
そして「食事を減らしているのに、体脂肪が落ちない。どうしてだろう？」ということで悩んでしまい、
そのまま時だけがどんどん過ぎて行きます。
私も若い頃に、この状態から抜け出すことができず、思うような結果を出すことができませんでした。
その後、30代の後半頃から体脂肪を落とすことが容易になったのは、
「取るカロリーより、使うカロリーを多くすれば確実に体脂肪が落ちる」
ということの本質的な意味を理解できたことです。
結果として、アジア大会で優勝することができました。
気がつけば38歳という年齢に達していました。
もし、20代で気づいていれば、もっと多くのタイトルを獲得できたように思います。
ボディビル・フィットネス大会で勝つための極意は「体脂肪を落とすこと」です。
私にはそれ以外考えられません。
いくら筋肉量があっても、その上に脂肪がのっている人は勝つことができない、
それがボディビル・フィットネス大会です。
筋肉を付けることより、体脂肪を落とすことは超簡単です。
このことは若い頃に、トレーニングパートナーを務めさせていただいた
東京大学の石井直方名誉教授から教えていただきました。
その本当の意味を理解できたのは、その後10年以上経過してからでした。
体脂肪を落とすのが苦手な人は、
タップリと汗を流しながら、体脂肪を落とすことを苦しむのではなく、
楽しみ、将来の楽しみを味わってみることをお勧めします。
筋肉を付けることより、体脂肪を落とすことは比べ物にならないくらい簡単です。
写真：1992年アジア選手権大会のバックステージ（インドネシアのジョグジャカルタ）
＜マルヤジム理念＞
（た）楽しい・正しい筋トレは体づくり
（か）体づくりは人間づくり
（に）人間づくりは幸せづくり
（し）幸せづくりは楽しい・正しい筋肉づくり（筋トレ）から
☆タトラボ（高西トレーニングラボ）ではパーソナル指導・研修会・講習会等を承ります。
※『筋力強化の教科書』
（東京大学出版会）
石井直方・柏口新二・髙西文利著
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髙西文利
・マルヤジム・タトラボ代表
・福岡ソフトバンクホークス・トレーニングアドバイザー（2010年より）
・長崎県スポーツ協会スポーツ医科学委員
https://www.instagram.com/f.takanishi/?hl=ja 髙西文利のインスタグラム
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